Last Updated on
私たちの体は、食事からとるさまざまな栄養から成り立っているので、健康も美容も食事が基本です。
しかし、女性は美意識が高い反面、「太りたくない!」という思いから食事を抜いてしまったり、お肉などカロリーが高いと思われるものを避けてしまいがち。
若い頃はそれでも何とかなったけど、年齢を重ねてからもそんな食生活をしていると、肌はボロボロで見た目以上に老け込んで見える年齢肌になってしまいます。
そんな年齢肌の解消には、実はタンパク質が効果的。
今回は、年齢肌の起きるメカニズムとタンパク質の関係について解説しながら、タンパク質を効率よく摂取するポイントなどについてご紹介します。
女性の肌を見た目以上に老け込ませてしまう年齢肌の原因は、口元や目元に刻まれたシワや、頬や目の下のたるみです。
シワやたるみができてしまうと、お化粧でもなかなかフォローできなくて、「年齢にはかなわない……」と諦めてしまう人が多いです。
しかし、実はそのシワやたるみ、食生活に気をつければ改善させることも可能。
肌にシワができてしまったり、たるんでハリが無くなってしまうのは、肌を支えているコラーゲンが不足してしまうから。
そのためコラーゲンが配合されたドリンクやサプリを好む女性も多いのですが、このコラーゲン、実はタンパク質が足りないと肌に定着できないのです。
コラーゲンは体の中に吸収されると一度タンパク質に分解され、再生されて肌を支える組織に定着していきます。
それなのに、「年を取って、太りやすくなったから」「健康を考えて、食べ物はヘルシーに」など、このようにタンパク質を含むお肉類を避けていると、あっという間にお顔が老けて、実年齢以上の年齢肌になってしまいます。
成人女性は1日あたり体重1㎏あたり1gのタンパク質を必要としています。
つまり、体重50㎏の人は1日50gのタンパク質が必要ですので、今のヘルシー重視の食生活を見直して、年齢肌を若々しく蘇らせていきましょう。
肌や髪の毛などがタンパク質から作られていることはもちろんですが、タンパク質は私たちの身体の代謝機能にも重要な役割をはたしています。
タンパク質の摂取を制限していると体が太りやすくなってしまいますから、年齢肌・中年太りを防ぐためにも、しっかりタンパク質を摂りましょう。
良質なタンパク質を多く含む、美容のためのおすすめ食材は次の通りです。
●卵
●牛乳
●牛肉
●豚肉
●マグロ
●サーモン
●いわし
●鯵
●白米
●小麦粉
●トウモロコシ
●豆腐や納豆などの大豆製品 など
動物性タンパク質と植物性タンパク質を比べると、どうしても動物性タンパク質の方がカロリーは高くなってしまいます。
かといって、どちらかに偏るのではなく2つのタンパク質を上手に組み合わせると良いでしょう。
そして食べ方としても、まず野菜から食べ始め、次にメインのタンパク質、最後にご飯などの炭水化物の順に食べると、タンパク質やコラーゲンの吸収を邪魔する糖質の吸収を抑えてくれます。
さらに、タンパク質の働きをサポートする鉄やビタミン類の吸収も高まるので一石二鳥といえるでしょう。
年齢肌の克服には、何といっても体が資本!
タンパク質の摂り方を見直して、年齢に負けない、若々しい肌を作っていきましょう。
>>【次の記事】 低刺激スキンケアで敏感肌を守る! 4つのポイントとは